第2新卒に期待しているのは将来活躍する人になってくれることです。
第2新卒の中途採用面接をしていると、1年~2年のキャリアを一生懸命説明している人がいます。間違った面接対策をしていることに本人は気づいていないのが残念です。
正しい面接対策をすることで、将来活躍できる転職先を探しましょう。
第2新卒の転職5つのポイント
- ビジネスマナー
- やる気
- 貪欲さ
- 変化への対応
- 将来性
第2新卒に求めるのはビジネスマナー
第2新卒の中途採用と新卒採用の一番の違いは、ビジネスマナーを知っているかどうかです。就職活動をするときにビジネスマナーの本を読んだ人も多いと思います。新卒面接対策の本を読んだ人もいるでしょう。
働いてみるとわかると思いますが、本で書かれていることと実際のビジネスシーンで応用することには若干の違いがあります。
就職したら多くの会社では、研修時にビジネスマナーの講習を行います。正社員は、ビジネスマナーができて当たり前の世界だからです。アルバイトのときは、友達感覚で許されたことも正社員になると「すみません」では済まされないこともあります。
第2新卒は、1社目でビジネスマナー研修を受けていることを想定しているため、最低限のビジネスマナーがあるものとして面接をします。
第2新卒の面接では、もっとも重要なのはビジネスマナーだと覚えておきましょう。
第2新卒に求めるのはやる気
第2新卒に期待していることは、即戦力になることではありません。第2新卒までは、新卒採用とほぼ同等の扱いになりますので、長い目で見て活躍してくれる人になってくれることを期待しています。
第2新卒で転職を成功させるには、1社目で腐ってしまっていないことが重要です。1社目で社会人になったことに絶望しているようでは、転職活動がうまくいかないと思ってください。第2新卒での転職は、1社目でミスマッチも含めて何かしら転職を決意した理由があると思います。
第2新卒での転職をする人は、1社目を勢いでやめるのではなく、1つぐらいは何かを学んでから転職する気持ちが大事です。期間は関係ありません。何か1つでいいので、1社目での経験を活かせるように意識しましょう。
第2新卒に求めるのは貪欲さ
第2新卒に求めるのは、貪欲さです。面接では、やる気だけではなく貪欲に成長する意欲があるかを確認しています。第2新卒の魅力は、新卒者よりも貪欲さがあることです。1社目で経験した理不尽なことを解消するために転職を決意した強い意志に行動が伴っているかを確認しているのです。
今はネットで模範解答を調べることが簡単な時代になりました。転職を成功させるための研究をしている人もいるでしょう。でも、転職を成功させることがゴールになっていては、転職先でも成果を上げることはできないと思ってください。あなたが転職をしたあとも、成果を上げるために貪欲に努力ができるかを確認しています。
感覚の部分もありますが、目力、言葉の強さを確認されていると考えておきましょう。
第2新卒に求めるのは変化への対応力
新卒でも即戦力でもなく、あえて第2新卒を採用する理由はいくつかあります。
会社側の都合では、ビジネスマナーを研修する手間を省くことができることと、あまり給料を高く設定しなくてもいいところです。
そして、第2新卒に求めているのは、新卒採用者へのプレッシャーです。年齢のほとんど変わらない新卒採用者がのんびりしているのに対し転職者は貪欲であることを求めています。
第2新卒が貪欲に仕事をする姿を見て、新卒採用者が刺激を受け組織が活性化することを狙っています。
異業種からの転職を積極的に受け入れている会社は、変化を求めている会社だと思って、変化に対応できる柔軟な考えができるようにしておきましょう。
第2新卒に求めるのは将来性
第2新卒の面接を行うときの決め手は将来性があるかどうかです。
ビジネスマナーがあり、与えられた仕事をこなすやる気もあり、さらに貪欲にスキルアップのための行動ができ、変化にも対応できるだけの柔軟さも兼ね備えている人であれば将来性があるので採用になる可能性は高いでしょう。
第2新卒に求めることをすべて兼ね備えていなくても落ち込む必要はありません。面接をしていてもすべてを兼ね備える人はそういません。だから、今はどれか欠けていたとしても、将来性があると判断した場合は採用するので安心をしてください。
第2新卒はどんなスキルが求められているか見極める
第2新卒で転職活動をしていて、なかなか転職先が決まらない場合は、応募している会社がどのような人を求めているのかを知ることが大切です。
中途採用募集をする理由
- 欠員補充
- 実務強化
- 将来の幹部候補生の採用
会社によって、転職者に対する考えは様々です。
欠員補充でしか中途採用をしない会社であれば、同業種からの即戦力を求める傾向があります。実務強化が目的なら、今いる社員でできない実務スキル(パソコンスキルなど)を持っている人を採用することもあります。新卒採用の応募が少ない中小企業(優良企業を含む)の場合は、将来を危惧して新卒に近い第2新卒の募集をすることもあります。
第2新卒で中途採用面接に応募する場合は、受ける会社がどんな人を求めて募集をしているのかを知っておくことで採用の確率は格段に上がります。第2新卒の転職がうまくいかない場合は、募集する会社がどんな人を求めて募集しているのかを考える習慣をつけてみましょう。