中途採用面接のチェック2の続きになります。
前回までの内容は下記になります。
面接のチェック項目10
基本評価
01、第一印象
02、服装・身だしなみ
03、礼儀・マナー
04、素直さ、誠実さ
05、明るさ
06、説明が論理的か
07、仕事に必要なスキルはあるか
適性度
08、当社に向いているか
09、長く勤務をしてもらえるか
10、採用時期を当社の予定に合わせられるか
今回は、基本評価の「05、明るさ」、「06、説明が論理的か」、「07、仕事に必要なスキルはあるか」を説明していきたいと思います。
チェック05/10:明るさ
明るさは、重要な判断の一つです。
年齢に関係なく、新人さんは明るい人が好まれます。
こんなことが想像できる人は高評価
- 朝出社したら元気にあいさつをする
- わからないことがあれば積極的に先輩に質問する
- 声をかけたときに元気に返事をする
- 電話がかかってきたら元気に電話に出る
- お客様が来たら元気にあいさつをする
当たり前のことですが、これを実践できる人は少ないですね。
いくら即戦力の中途採用といっても、会社が違えば新人さんです。
新人さんのときのイメージがいい人は、将来伸びる人が多いです。
新人さんのころに元気がなかった人は、何年たっても元気がないままの人が多いです。
お客様も元気のない人より、元気のある人を好む人が多いので結果にも差が出ます。
焦る必要はありませんが、スタートダッシュができるかどうかです。
スタートダッシュの基本は、元気であることです。
元気にスタートダッシュできる人かどうかを面接官は見ています。
チェック06/10:説明が論理的か
質問をしたときに、小説のようなストーリーのように回答する人がいます。
これは非常に残念な回答の仕方です。
面接では、答える内容だけでなく、論理的に話ができるかを確認しています。
論理的に話をするために、まずは質問をしっかりと聞いてください。
そして、質問に対し、結論を答えてください。
結論を答えたあとに、結論に導いた理由を説明しましょう。
他にも質問をしたいことがある場合、結論だけで面接官は納得することもあります。
もう少し内容を聞きたければ、理由を聞くでしょう。
面接は、限られた時間で応募者のことを知る必要があります。
ダラダラ前置きの長い答えを聞いた挙句、結論がよくわからなければ大きな減点です。
質問をされたら、結論を言ってから理由を説明する順番を忘れないようにしてください。
結論から話すことは、社内報告の基本です。
面接官は、応募者が結論から話さずダラダラ話した時点で採用を見送ることもあります。
基本的には、論理的に説明できない人は仕事ができません。
努力で補おうとする人もいますが、頭の整理ができない人に時間管理はできません。
重要なので、もう一度書いておきます。
答えるときは、まず結論を話し、そのあとに理由を説明してください。
論理的に話すポイント
話すときは、箇条書きのように簡潔に話をしましょう。
シンプル・イズ・ベストです。
まとまりのない話は、自分の考えがまとまっていないことを明るみにします。
発言は相手に伝わらなければ意味がありません。
賢い人ほど、相手が理解できる言葉を選んでわかりやすく簡潔に話すものです。
難解な言葉を並べる人は、その難解な言葉を簡潔な言葉に言い換えられない人です。
新聞記事と同じで、小学校六年生でも理解できる言葉を選ぶようにしてください。
チェック07/10:仕事に必要なスキルはあるか
論理的に話すことができた時点で、優秀な人だとわかります。
ただし、実務能力が伴わない場合は、採用するのは難しくなります。
事務職の募集をしたときに、パソコンを全くさわったことがない人はさすがに採用できません。
仕事に必要なスキルがあるかどうかは、中途採用の募集要項を見ればわかります。
自動車免許、エクセル、ワード、パワーポイントなど、仕事に必要なスキルは募集内容に書かれています。
必ず、募集要項で必要なスキルを確認しておいてください。
会社は、応募者は会社に必要なスキルを持っていることを前提にしています。
もちろん、中途採用でも研修期間中に研修を行います。
新卒採用の場合は、ビジネスマナーなども含め、一年間研修をする会社もあります。
第二新卒ぐらいまでは、時間をかけてゆっくりと研修をする会社もあります。
しかし、中途採用の研修は、会社のサービスの内容を覚えてもらうことなどに重きを置いています。
中途採用は三か月から半年を目途にしています。
事務職でパソコンを使う場合、会社で使っているシステムの使い方の研修はあります。
しかし、パソコンを1から使えるようになるまでの研修する会社はありません。
もし、募集要項にパソコンスキルが書いていた場合、必要なスキルがないと判断すれば書類選考で落とします。
スキルが足らないのに書類選考を通過した場合は、他の部分が評価されたと考えてください。
面接で質問されたら、パソコンスキルをいつまでにどのレベルまで勉強するかを補足説明しておきましょう。
面接官に質問をされたときは現在のスキルを正直に答えてから下記のような説明をしてみてください。
会社に必要なスキルが足らない場合の答え方
- 現在の力量を伝える(結論)
- いつまでに会社の求めている力量になるかを伝える
- そのためにどんな努力をしているかを伝える
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