「おはようございます」
あいさつはビジネスパーソンの基本です。気持ちのいいあいさつをすることがビジネスパーソンのコミュニケーションの基本とも言えるでしょう。一人ずつ顔を見てあいさつをする習慣をつけましょう。
おはようございます。朝のあいさつの効果は大きい
「おはようございます」
明るい声で元気よく、気持ちのいいあいさつができることは重要です。
たかがあいさつ、されどあいさつなのです。
たったこれだけのことができるかできないかで人生は大きく変わります。特に、まだ研修中の新人さんや社歴の浅い人ほど元気にあいさつをすることで印象は大きく変わると思ってください。
仕事がうまくいかないときほどしっかりとあいさつをすること
営業マンを見てみましょう。あなたのまわりで成果を上げている営業マンは、気持ちのいい挨拶をしていませんか。逆に、成果が上がっていない営業マンはどうでしょうか。成果が上がっていない営業マンは、自信をなくし背筋が曲がっています。
これでは悪循環です。うまくいかないときほど声を出すこと(元気にあいさつをすること)で、自分の気持ちも高まります。積極的にあいさつをすることを意識してみましょう。あなたが変われば周囲も変わります。
おはようございます。朝のあいさつを丁寧にしよう

「おはようございます」
たったこれだけのことですが、なかなかちゃんとあいさつができない人は多いものです。あいさつの基本は5つのことを意識するだけです。笑顔でいると相手も笑顔になります。慣れるまでは自然な笑顔は難しいかもしれませんが、作り笑顔でもいいので口角を上げてみましょう。
おはようございます5つの基本
- 自分からあいさつをする
- あとから出社した人が先に出社している人にあいさつをする(立場は関係なく)
- あいさつをするときは相手の目を見て聞こえる声でする
- あいさつは全体にではなく一人ずつにする
- 喉の奥の方から声を出す
自分からあいさつをする
一番に出社する人以外は、出社したらすでに仕事をしている人がいます。朝のあいさつは、自分が出社したことを知らせると同時に先に仕事をしている人への敬意です。相手はすでに仕事をしているのですから、あなたが出社したことに気づいていないかもしれません。あなたからしっかりとあいさつをすることが重要です。
「あれ?いつきたの?」
なんて、上司や先輩に言われているようでは社会人として失格です。
あとから出社した人が先に出社している人にあいさつをする
あなたが上司の立場であっても、後から出社したのであれば先に働いている部下にしっかりとあいさつをすることが重要です。あいさつの基本は、あとから出社した人が先に出社した人にあいさつをすることが礼儀です。
ただし、あなたが先に出社して仕事をしていたとしてもあいさつをしなくてもいいわけではないので注意してください。誰かが出社してあいさつをするときは、一旦仕事の手を止めて目を見てあいさつをしましょう。
気持ちよくあいさつをすることを意識しましょう。
あいさつをするときは相手の目を見て聞こえる声でする
聞こえないぐらい小さな声であいさつをしている人がいます。緊張している人もいるとは思いますが、挨拶は相手に聞こえなければしていないのと同じです。もちろん、機械的に挨拶するのもよくありません。当たり前のことですが、形だけのあいさつではなく気持ちのこもった挨拶をすることを意識しましょう。
あいさつは全体にではなく一人ずつにする
オフィスのドアを開けて、誰にしているかわからない機械的な「おはようございます」は残念な挨拶です。職場の挨拶は、全体にしているようでは誰にも伝わりません。挨拶は個人と個人とするものなのです。
ドアを開けて職場全体に挨拶をしたらそそくさと自分の席につくのでは朝の挨拶としては不十分です。自分の席に向かう途中で、一人ずつしっかりとあいさつをすることを意識してください。人数が多い場合には、島ごとにあいさつをするようにしてください。上司の席が単独席の場合は席の前まで行ってしっかりとあいさつをしましょう。
喉の奥の方から声を出す
腹式呼吸をすることで声の通りがよくなります。あいさつは相手に聞こえなければ意味がありません。自信がない人や声が小さい人は、腹式呼吸を意識してみましょう。
普段の腹式呼吸の練習方法は簡単です。
自宅で仰向けに寝転んで声を出してみてください。仰向けで声を出している状態が腹式呼吸です。感覚を覚えておくだけでも声の通りはよくなります。ぜひ試してみてください。
あいさつをしない人はこんなに損をしている?!

あいさつをせずに成功している人はいないのでしょうか?
成功者の中にはあいさつが苦手な人はいるかもしれません。しかし、成功者ほどしっかりとあいさつをしています。あいさつをするだけでいい効果があるとわかっているからです。成功者は一匹狼では成功できないことを知っています。どれだけ優秀な人でも一人で成功することは難しいのです。
あなたの会社のサービスを買ってくれるお客様がいます。仕入れをしているのなら仕入れ業者さんがいます。会社に利益を持ち帰る営業マンの給料を計算している経理担当者がいます。営業マンが外出しているときにサポートをしてくれる内勤者もいるでしょう。あるいは、あなたが困ったときに助け船を足してくれる先輩や上司がいるはずです。
あなたが一人で仕事をしているつもりでも、多くの人があなたと一緒に仕事をしているのです。感謝の気持ちを込めて、朝からしっかりとあいさつをすることが重要です。気持ちのいいあいさつは人間関係を良好にする潤滑剤なのです。
あいさつをすることで、あなたが損をすることはありません。むしろ、あいさつをしないだけで損をしていると考えましょう。
あいさつをしない人はこう思われている?!
- なんとなく話しかけにくい
- 何を考えているかわからない
- 常識がないのかな
- やる気がないのかな
- 評価しにくいな
上司は部下の挨拶を待っていてはいけない
上司は職場の空気を映す鏡です。
部下が何らかの理由で挨拶を躊躇していたら、優秀な上司は部下にあいさつをすることで部下の状態を確認します。上司の中には、仕事や社内外の人間関係で悩んでいないかなど気遣う人もいるでしょう。あなたが将来目指すのは、部下の挨拶を待っているだけではなく、躊躇している部下に手を差し伸べられる上司です。
間違っても、威厳を保つために部下からあいさつされるまで自分から挨拶をしないような上司を目指してはいけません。あなたが上司を見ているように、あなたが上司になれば部下はあなたを見ています。上司が威厳を保つために常にしかめっ面をしていたらあなたはあいさつがしにくいでしょう。あいさつのできない上司は部下から距離を置かれることになると思っておきましょう。
もちろん、上司から先にあいさつをされることを当たり前にしてはいけません。上司に気遣いをさせるレベルではいい仕事はできません。上司があいさつをする前に元気にあいさつができるようになりましょう。
上司ならあいさつができて当たり前
- 部下が元気にあいさつをしてきたら元気にあいさつを返す
- 部下の元気がないようなら自分から元気にあいさつをする
上司なら、あいさつで部下の調子を把握できるぐらいしっかり部下の面倒を見ておかなければいけません。あれこれおせっかいを焼く必要はありません。普段は黙って観察しておく程度でもいいのです。
あいさつができない人タイプは2つ

あいさつができない人は、大きくわけて2つのタイプがいます。あいさつができない人は、繊細な人と横柄な人です。
あいさつができない人は繊細な人
緊張をする人は、あいさつが苦手です。相手が忙しそうにキーボードを叩いている、誰かと話をしていると気を遣ってしまいあいさつのタイミングを掴めません。必要以上に気を遣ってしまい「おはようございます」の声が上手く出ないのです。
あいさつがうまくできない理由
- 相手の反応がなかったらどうしよう
- まわりの反応が気になる
- 同僚や上司が怖くてあいさつしにくい
緊張する人の対策
相手の前まで行き、「おはようございます」と声をかけてみましょう。1回だけ勇気をもって声をかけるだけで大丈夫です。声をかければ、みんな笑顔であいさつを返してくれるはずです。
相手の反応がわからないから怖いだけです。一度あいさつをして笑顔であいさつを返してもらえば、翌日から自然に声が出せるようになるでしょう。
あいさつができない人は横柄な人
横柄な態度の人も挨拶ができない人がいます。意外にも営業成績がいい人や管理職の人でもあいさつができない人がいます。立場が上がるにつれあいさつができなくなった人は後天的にあいさつができなくなった人です。
自分は成績を上げているのだから、自分は上司なのだから、と権威を誇示したい人にあいさつができない人が多いのです。「下からあいさつしてくるのが普通だ」。こんな気持ちではいいコミュニケーションが取れるはずがありません。
不満を持っているとあいさつをしない?
会社や上司、先輩、同僚に不満を持っている場合にあいさつをしない人もいます。特に自分が困っているときに助けてくれなかった人たちにはあいさつはしたくなくなるものです。
仕事はちゃんとしているのにあいさつをしない人は組織やあなたに対して何かしらの不満を持っていると考えておきましょう。あいさつをする人を選んでいる人は、あいさつをしている人だけ信頼しているのかもしれません。
将来昇進を狙う人は、あいさつを活用して職場の状態を把握することを意識しておきましょう。あなた自身が誰よりも気持ちのいいあいさつをすることで職場全体が明るくなるでしょう。あいさつだけで職場の空気を変えることができればあなたは人の上に立つだけの器があると言えるでしょう。
おはようございます。あなたがあいさつしないとどうなる?

あなたがあいさつをせずに仕事だけ黙々としていれば、まわりの人はあなたから距離を置き始めます。最初は、あなたに声をかけてくれる人もいるでしょう。それでも、あなたが無表情で小さな声であいさつをすれば、相手はあなたに嫌われていると思うかもしれません。そのうち、まわりの人は、あなたにあいさつするのをためらうようになります。そして、まわりの人たちは、あなたのことを避けるようになります。
その時になって、あなたはまわりの人に避けられていると思うかもしれませんが実際はあなたがきっかけで距離を置かれているのです。あなたは、まわりに避けられていると思うと職場に行くのが嫌になります。さらに、あなたとまわりの人の間に一旦冷たい空気が流れてしまうと、あなたもますます委縮して声を出す勇気がなくなるでしょう。
おはようございます。と声をかけてみよう
まわりとうまくコミュニケーションが取れていない人は、すでに仕事に行くのも嫌になっているかもしれません。でも、あなたが思うほど心配をする必要はありません。あいさつのいいところは、いつでも相手との関係をよくすることができることです。
勇気をもって、1回だけ「おはようございます」と声をかけてみましょう。
あなたが元気にあいさつをすれば、まわりの人もあいさつをしてくれるようになります。笑顔であいさつをするようになれば、まわりの人も笑顔であいさつを返してくれるようになるでしょう。
しばらくあいさつをしていない状態が続いていた場合は、最初戸惑いを見せる人もいるかもしれません。でも、毎朝あいさつをしていれば、相手も笑顔であいさつを返してくれるようになります。
あいさつは嫌いな人を笑顔にする
職場には、どうも馬が合わない人がいるでしょう。犬猿の仲の人を無視するのではなく、元気にあいさつをしてみましょう。あなたが笑顔で元気にあいさつをすれば、あなたのことが嫌いな人でも自然に笑顔になるものなのです。
仲が悪かった理由が些細なこともあります。話してみれば、思っていたよりいい人だったというのはよくあることです。犬猿の仲の相手にあなたが元気にあいさつをしている姿を見れば、まわりの人もあなたが一段成長したと喜んでくれるはずです。
元気に「おはようございます」はこんな得をしている
「おはようございます」と意識してあいさつをしていても、自然にあいさつをしていても、元気にあいさつをする人は得をしています。
おはようございます。あいさつの効果
- 覚えてもらいやすい
- やる気を感じる
- 仕事のチャンスが増える
- 笑顔であいさつすると相手も笑顔であいさつするようになる
- 評価のときに元気じゃない人より元気にあいさつをした人の評価が上がる
※同じ能力であれば気持ちのいいあいさつをしている人の評価が高くなります
おはようございます。朝のあいさつ まとめ

「おはようございます」
朝のあいさつは、仕事の基本です。朝のあいさつは、コミュニケーションの基本です。
コミュニケーションを熱く語る人でも、「おはようございます」が言えない人がいます。むしろ、「コミュニケーションを取ろう」と言う人ほど朝のあいさつができていません。元気にあいさつができるだけであなたはライバルから一歩抜きん出ることができます。
SNSでは上手にあいさつができるけど・・・
あいさつが苦手な人でも、SNSでは上手にあいさつをしている人がいます。顔を見なければ上手にあいさつができる人は顔を見ても上手にあいさつができるはずです。あいさつするのが苦手な人は、勇気を出して一日だけ相手の顔を見てあいさつをしてみてください。
あいさつをしてみると、思っていたより多くの人が元気にあいさつを返してくれることに驚くでしょう。あいさつが苦手な人は次のことを意識してみてください。
おはようございます。5つの手順
- 大きく深呼吸してから、扉を開ける
- のどの奥の方から声を出す感覚で
- 最初は作った笑顔でもいいので笑顔で
- あいさつは個人対個人を意識して一人ずつ目を見て
- 先にあいさつをされてしまったら、元気に笑顔であいさつを返しましょう
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