時間は平等なのに忙しい人と忙しくない人がいる理由

1日24時間、誰でも平等に与えられています。
仕事の時間でいえば、8時間でしょうか。
同じ時間が与えられているのに、仕事をしているといつも忙しそうな人がいます。
忙しいが口癖の人もいたら、いつもバタバタしている人もいます。
忙しそうな人は、本人は忙しいと思って過ごしている人が多いですね。
なんで自分ばかりこんなに忙しいのだろう。
こんなことを考えながら仕事をしています。
忙しそうにしている人は、忙しそうにしていない人と比べ仕事量が多いでしょうか?
そんなことはありません。
見せ方の問題です。
優秀な人は、忙しそうにすることでチャンスを逃すことを知っています。
優秀な人に仕事は集中します。
優秀な人ほど仕事量は多いのは、どこの会社でも同じです。
では、優秀な人は、いつもバタバタ忙しそうにしているでしょうか?
もちろん、優秀な人は忙しい素振りを見せません。
間違っても、優秀な人で「忙しい」と言葉に出す人はいないでしょう。
忙しい人ほど忙しさを見せない
優秀な人ほど時間管理を徹底しています。
仕事量が多いので、普通の人と同じように仕事をしていたら間に合いません。
優秀な人は段取りにこだわります。
最初の一手間をかけることで、効率よく仕事ができるようになることを知っています。
忙しい人ほど、どうすればよいかを考え続けています。
考え続けることでアイデアが生まれます。
仕事のやり方を改善し続けることで、時間を捻出します。
そして、さらに大きな仕事をするようになります。
いつも忙しいとアピールする人
いつも「忙しい」とアピールしている人はどんな人でしょうか。
忙しい人の特徴をみていきましょう。
あなたのまわりにもいる忙しそうな人への対策も参考にしてみてください。
①周囲を気にしすぎる人

仕事に集中していない人です。
他の人よりも意識は高い人もいますが、実際は目の前の仕事に集中していません。
周囲を気にしすぎる人は、目の前の仕事よりも周囲にどう見られているかが気になります。
そのため、パフォーマンスが低い人と言えるでしょう。
周囲を気にしすぎる人は、自分に自信がない人です。
処理能力が高い人でも、自信がない場合は周囲を気にしすぎて能力を発揮できません。
いつも、まわりの人が話す内容に聞き耳を立てています。
誰かが話を始めると、パソコンの画面は見ていても手が止まっている人もいます。
これでは、パフォーマンスが低くなって当たり前です。
本当に忙しいときのことを思い出してみてください。
忙しいときは、忙しいかどうかを考える余裕はないはずです。
もちろん、「忙しい」と口にする余裕もありません。
つまり、本人は気づいていませんが、処理能力以下の仕事をこなしている人とも言えます。
対策
忙しいときに、どのように集中して仕事の量をこなしているかを見せてあげてください。
②仕事量を調整したい人

自分のペースで仕事をしたい人は忙しさを演出します。
ペース配分を考えているということは、自分の処理能力を把握しているとも言えます。
手の抜き方をわかっている人とも言えます。
中堅以上の社員に多く、後輩や新人に仕事を押し付けるタイプの人です。
このタイプは、組織全体の士気を下げます。
誰かが手を抜けば、誰かに負荷がかかります。
仕事量を調整したい人は、楽を覚えてしまっているので手を抜く癖があります。
ずる賢い人も多いので、上司の前では一生懸命仕事をしています。
部下の行動を観察していない上司ほど、このパフォーマンスに騙されます。
仕事をしている人からしたら、白けてしまうでしょう。
対策
このタイプの人は、上司が見ていないところで手を抜きます。
そのため、上司はすぐに見抜けなかったりします。
上司になんとか気づいてもらえるようにする必要があります。
外出予定の上司が抜き打ちで会社に戻ってくるように段取りするなどの工夫が必要です。
仕事量の見える化をすすめてみるのも、おもしろいでしょう。
手を抜いている姿を上司が目の当たりにすると言い逃れはできません。
このタイプの人はあまり賢くありません。
賢い人なら、上司の目をいつまでもごまかせないことを知っているからです。
③忙しい自分に酔っている人

忙しそうに、場を仕切っている人がいます。
忙しそうにしていると、仕事ができるように見えると勘違いしているタイプです。
プライドが高く、周囲より仕事ができるように見られるにはどうすればよいかを考えています。
もちろん、周囲に意識が向きすぎているため、処理能力は低くなります。
おもしろいのは、実力を過信して勘違いしている人だけではないことです。
自分の実力を知っているからこそ見栄を張っている人もいます。
実力がないからこそ、かっこいい(仕事ができる)自分を必死で演出しているのです。
やっかいなのは、仕事ができると周囲に思われていると勘違いしていることです。
このタイプは、忙しさを演出しながら仕事をアシスタントに押し付けます。
自分がわからないこと、面倒なことなどをアシスタントに頼むのです。
自分自身が理解していないのにアシスタントに頼むため、指示内容も無茶苦茶です。
仕事を請けたアシスタントは、ペースを乱されて迷惑しています。
なかには、やる気がある人もいます。
理想と実力の乖離を埋めるために「できる風」を演出しているのです。
「眼鏡をかけたらかしこく見える?」と質問するようなタイプに注意しましょう。
忙しいとアピールをすることで、仕事ができると勘違いしているタイプです。
対策
このタイプはお調子者が多く、演出ほどの実力はありません。
本当に優秀な人の前では、見透かされることを恐れて従順な姿勢を見せています。
まずは、本来の実力を把握させるために、仕事量を減らし調整してあげましょう。
仕事量を減らすことで、周囲の人に頼みにくくなります。
すべての流れを一人で処理できるようになってからアシスタントをつけましょう。
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