あなたが営業でキャリアアップを目指すなら、知っておきたい3つの方法があります。キャリアアップの方法は転職だけではありません。現職の仕事でもキャリアアップを目指すことは可能です。
あなたが目指す営業のキャリアアップと働く会社の仕事が合っているかが重要です。あなたがなぜ、今の営業を選んだのかを思い出してみましょう。そして、あなたが営業としてどのようなキャリアアップを狙うのかを考えましょう。
営業のキャリアアップを狙う3つの方法
営業マンと言っても、仕事を探すときには多くの業界、業種があります。あなたのキャリアアップへの考えに合っているかが重要です。漠然と営業として働きたいと焦らずにしっかりと違いを知っておきましょう。
あなたが営業マンとして就職する会社に求めるものは?
あなたが、営業マンとして働くことにした理由を書き出してみましょう。あなたは一生懸命働くかわりに会社に求めることは何でしょうか。
給料ですか?それとも、長く働けることですか?
あなたが会社に求める内容によって、働く業界や業種が変わります。営業でキャリアアップを狙う3つの方法を確認していきましょう。
営業でキャリアアップを狙う3つの方法
- 将来独立という形でキャリアアップを狙う
- 成果が直結するインセンティブでキャリアアップを狙う
- じっくり働いて長い目でキャリアアップを狙う
将来独立という形でキャリアアップを狙う
将来独立を考えている場合は、目的が明確です。どの業界で独立を目指すのか決まっていれば、関係する会社で修業をしましょう。
ずばり同じ業界、業種で仕事をするかは検討が必要です。独立するときのお客様が法人なのか個人なのかによっても変わります。
例えば、将来食品を扱う事業をしたい場合に選択する道はいくつかあります。
食品を扱う独立を検討している場合に選ぶ業界業種の例
- 食品を扱う営業マンになる
- 食品を卸す商社の営業マンになる
- 食品工場で営業マンになる
- 食品工場で食品を作る機械を販売する営業マンになる
- 食品工場に食品を作るのに必要な材料を納入する営業マンになる
- 食品会社に消耗品やスペックする部品を納入する営業マンになる
- 食品工場の省人化、少人化を狙う技術営業マンになる
他にも選択肢は山ほどありますので、働きたい業界のことを調べてみましょう。
独立するために必要なものは知識?資金?
あなたが独立するために足らないことは何でしょうか。それを補うためにする仕事が、キャリアアップのための仕事になります。
独立資金を集めるのが目的であれば、インセンティブのある会社を選びましょう。厳しくても目的が明確であれば、短期間で成果を上げることもできるでしょう。
業界のことを広く学びたいのなら、食品業界に従事している会社を選びましょう。食品を輸入している貿易会社の営業マンになるのもおもしろいかもしれません。
独立するための修行なら、独立までに何を学ぶのかを明確にしておくことが重要です。漠然と独立を考えている場合は、『独立のために営業マンになる』には該当しません。
成果が直結するインセンティブでキャリアアップを狙う
『すぐにたくさんの給料がほしい』のなら、厳しい業界に飛び込むことになります。売れるものを売る会社よりも、売れないものを売る会社の方が給料は高いです。
売れないものを売る会社とは?
売れないものを売るとは、買わなくても影響のないものを販売する仕事です。例えば、無形のもの(広告など)や贅沢品を扱う仕事が当てはまります。売れないものを売る営業マンを目指せば、成果次第では高い給料で働けるでしょう。
難易度の高い売れないものを売る仕事のメリット
絶対必要でないものを扱うメリットもあります。贅沢品を扱う『売れないものを売る会社』は、景気に左右されにくいのが特長です。もちろん、景気に全く左右されないわけではありません。世の中の格差が広がっていることは、景気に関係なく富裕層がいるということです。富裕層に訴求する価値のある商材を扱うことで景気に関係なく成果を出せるでしょう。
欲しい人は買うものを扱うのは、営業としては難易度が高いでしょう。生活必需品でないので、新規顧客の獲得も必要になるでしょう。欲しい人を見つけることができなければ、成果を出すことができません。それでも、貪欲に活動し、販売力があるなら成果を出すことはできるでしょう。
個人に販売する場合は、お金を持っているかの嗅覚があるかも重要です。あなたが品があり、優雅な演出ができるなら挑戦してみるのもいいでしょう。
給料が高い営業職で成功するためには覚悟が必要
世間よりはるかに給料が高い仕事を選ぶときは覚悟が必要です。社員の入れ替わりも激しく、成果が出ないと働き続けるのが難しいこともあります。
もちろん、インセンティブに寄った評価基準は給料の変動が激しいのも難点です。ゴール設定ができていて、なおかつ販売力に自信がある人は挑戦してみましょう。
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じっくり働いて長い目でキャリアアップを狙う
長く働ける会社の営業を狙うなら、市場に需要のある仕事を選びましょう。ある意味、『地味な業界』を探してみるのも1つです。新卒採用では見つけにくい会社は、安定していることがあります。
転職で、長く働ける会社を探すなら候補に入れてみましょう。中小企業でも優良企業はあります。ぜひ、就職支援サービスに相談してみることをおすすめします。
長く働ける会社は年功序列など古い企業体質が多い
長く働くためには、安定した給料体系の会社を選ぶのも1つです。給料は高くなくても、個人ノルマなども厳しくない会社もあります。
もちろん、ライバルもそれ相応のレベルなので努力次第でキャリアアップも狙えます。キャリアアップを急がず、じっくりと取り組みたい人におすすめです。
長く働く穴場の業界は部品関係
長く働くときにおすすめの業界は部品を扱う業界です。メーカーや商社などいろいろありますので、ぜひ検討してみてください。
部品を扱う会社の多くは、売れるものを売る会社です。売れるものを売る会社とは、必要な消耗品などを扱う会社です。営業の中では難易度は低く、ルートセールスと言われる営業です。最も難易度が低いのは、法人に対してルートセールスを行う営業マンです。競合はあるけど、お客様は物が必要なので需要はある仕事です。
ライバルのレベルが低い会社はキャリアアップしやすい
キャリアアップは長期の視点が必要です。長く働くことを前提に、コツコツ仕事をしながらマネジメントを学びましょう。本気で仕事をすれば、昇進してキャリアアップを狙いやすい会社です。
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営業でキャリアアップを狙わなくても注意しておくこと
営業マンといっても、働く会社によって仕事内容も大きく変わります。営業でキャリアアップを狙うなら、あなたに合った会社を見つけることが重要です。
1つ注意したいのは、仕事で楽をしたいから給料が安い会社を選ぶということです。給料が安いから仕事が楽とは限らないことを知っておきましょう。
給料が安くても厳しい会社もあります。逆に給料が高くて、売りやすい商材を扱う会社もあります。あなたのスタイルにあった会社を選ぶことが、将来のキャリアアップに影響します。営業マンになると決めたら、どんな営業マンになりたいのかを考えてみましょう。
営業でキャリアアップを狙うときにする自問自答
- 営業マンになる目的は
- お客様は法人か個人かそれとも両方か
- キャリアアップまでの目標期間は
- 長く勤めるつもりなのか短期間で成果を求めるのか
- 販売力に自信はあるか