挫折は就職したら多くの人が経験するもの
挫折をすることなく、夢が実現することを誰もが望んでいます。
「自分だけは挫折をすることなく夢が叶えばいいな」
こんな夢みたいな話を思い描く人はたくさんいるでしょう。
仕事に限らず、目的をもって続けていることで心が折れることはつらいものです。挫折の意味を知ることで、挫折を糧に成長できることが重要です。挫折で心が折れたまま立ち直れないことは、自分の人生の貴重な時間を失うことです。
今回は、初めて就職した人が経験する挫折と立ち直る方法について考えてみましょう。
挫折は挑戦の結果

挫折の経験がないという人がいます。順風満帆な人生を送っていると言いたいのだと思いますが、挫折を経験していない人は打たれ弱い一面があります。
挫折をすることは必ずしも悪いことではありません。挫折は、自分のレベルよりも高いことに挑戦した結果とも言えるからです。
受験戦争での挫折から立ち直った人が活躍する
若い頃に挫折を経験している人がいます。一番わかりやすいのが、受験の失敗による挫折です。まわりの期待が大きければ大きいほど、挫折から立ち直るのに時間がかかります。
失敗することは本人にとってもつらいことですが、立ち直ることができたときには、挫折する前よりはるかに成長することができます。社会人になる前に挫折の経験をしている人は、社会人で経験する挫折からも立ち直ることができます。
挫折をしたときには失敗と向き合うこと

挫折をしたときには、失敗と向き合うことが重要です。失敗をしたときは気分が沈み、何をやってもうまくいかない気がするものです。挫折からすぐに立ち直れないときは、気持ちに正直にしばらく休息することを意識してみましょう。
挫折を経験したときは頭が真っ白になることもあると思いますが、挫折と向き合う期限を決めておくことが重要です。例えば、高校受験を失敗して、三年間挫折したままの人生を送ってしまえば、高校生活は終わってしまいます。
挫折した内容と向き合うことが挫折から立ち直る近道です。
このときに気をつけたいのが、挫折した自分を責めることをしないことです。すでに結果が出たことで自分を責める必要はありません。最善を尽くした結果なので、あなたの進む道ではなかったというだけのことです。
挫折した内容を冷静に受け止めることができれば、次の道を探すことになります。次の道とは、新しく挑戦する道です。挫折した内容の妥協をする道を探すことではありません。新しく挑戦することは、敷かれていたレールから外れることでもあります。
あなたは見つけた道に夢を持って進むだけでいいのです。
初めての就職は将来への希望が大きすぎて挫折しやすい

親の希望通り、いい大学を出ていい会社に就職することを目標にしていた人は希望する会社に就職できることで目標を達成します。そして、親の言う通りの目標を達成して、これからも挫折することなく順風満帆な人生が送れると安心するのです。
しかし、社会人になって一人立ちすると、親があなたの道を導いてくれないでしょう。親は、いい会社に就職させることをゴール設定にしているのですから、その後の心配などしていません。そして、社会人になって初めて挫折を経験することになります。
新卒でいい会社に就職することをゴールにする人は多いと思います。名の通ったいい会社に就職するステータスは新卒にとっては重要なことです。エリート会社員になればなるほど、挫折をする確率が上がります。エリート揃いの会社に入ってみると、上には上がいることに気づきます。
もちろん、学生と社会人は全く別物になりますので、社会人経験のある先輩社員がすごい人たちばかりに見えることもあるでしょう。数年もすれば、先輩社員がしていることも当たり前にこなせるようになるのですが、挫折経験をしていない人ほど他の社員との力の差に挫折をしてしまうのです。
初めての就職で挫折する主な理由
- 先輩社員や同僚との力の差で挫折する
- 労働環境が過酷で挫折する
- 理不尽なことを受け入れられず挫折する
- 過度の期待と現実とのギャップで挫折する
- 人間関係で挫折する
夢を持って就職したものの、思い描いていた世界と違って挫折することはよくあることです。いざ社会人になってみると、大人の社会は理不尽なことばかりです。学生時代に頑張った人ほど、希望をもって就職しているのでギャップに苦しむことになります。
挫折から立ち直るコツ

まとめとして、挫折から立ち直るコツをご紹介します。私も、かなりの失敗と挫折を経験していますので、夢のある若い人の立ち直るヒントになればと思います。
このブログは、キャリアアップを目指すブログなので、新卒で就職して挫折した人が、挫折から立ち直るコツに焦点をあててまとめておきますので参考にしてみてください。
就職して経験する挫折から立ち直るコツ
- 親離れして自分で考える習慣をつける
- 上場企業でもブラックな業界はあることを知っておく
- 真剣に努力すれば1年~3年ですごいと思う人に追いつくことはできる
- 上司は理不尽なものだと考えておく
- 仕事ができる人を見つけてついていくことを意識する
- 仕事を辞めたいと思ったら最低でも1つは何かを吸収してから辞める
挫折したくない人のためへのアドバイス
挫折は挑戦の結果です。挑戦しなければ挫折はありません。あなたは、挫折を必要以上に怖がっているのかもしれません。挫折することを経験していなければ、挫折をすることを必要以上に怖がってしまうものです。
失敗を恐れず挑戦してみましょう。
よほど優秀ではない上司でなければ、新人が失敗(※)をすることは想定内です。
※失敗とはヒューマンエラーを繰り返すことではないので注意
むしろ、挑戦しないことの方が問題だと思ってください。挫折は失敗と同義語ではありません。あなたが挫折を経験して成長していく姿を、会社は楽しみにしているのです。
若い頃に失敗をというのは損失が小さい間に経験をということ
若い頃に失敗を経験しておくことは重要です。目安としては入社一年目にどれだけ失敗をして成長していくかが重要です。わざと失敗するのではありません。一年目は、社会人経験のない人にとっては挑戦の連続です。
新人の間にどんどん挑戦して、失敗するたびに覚えていくことが重要です。成果を焦らず、行動をすることを意識しましょう。
就職したら、楽しいのは研修の間だけだと思っておきましょう。学生気分からはやく抜け出ることがポイントです。学生気分から仕事モードになってしまえば、将来のキャリアアップに大きく近づくことができるでしょう。