大学や専門学校卒業予定の人は、就活ノートの作り方を覚えて就職活動の準備をしよう。
就活ノートとは
就活ノートは、就職活動をするときの企業分析、就職活動のスケジュール、就職活動の記録(振り返り含む)を書いておくノート。就活ノートで上手く情報を整理することで内定を獲得しやすくなる。
なぜ就活ノートの作り方を覚えておく必要があるの?
就活ノートの作り方を覚えておくことで頭の中を整理することができる。何社も同時に受ける就職活動では、面接のスケジュール管だけでなく、受けている企業の選考がどこまで進んでいるか、受ける企業の分析などまとめておくことはたくさんある。
就活ノートを作ることで、就職活動に関連する内容を1冊のノートで管理することができるので作っておくと便利だ。
就職活動をするときに考えておくこと
就職活動は人生の大きな分岐点。転職が当たり前になった現在でも、いい企業に就職できた人は長く同じ会社で働いている。誤解のないように補足しておくと、いい企業とは大手企業を指しているわけではなく、働きやすい企業全般を指している。あなたに合った企業を見つけてみよう。
将来、キャリアアップをしたい人は、目先の待遇面だけでなく「長く働けるかどうか」を基準に企業を探すのが就職活動を成功させるポイントだ。
就活ノートの作り方
就活ノートの作り方を覚えていこう。
就活ノートというものも世間では発売されているが、あえて就活ノートを新たに買わなくても問題ない。使いやすいノートを1冊用意しておくだけでいい。就活ノートを新たに買う場合は、就活ノートとして使いやすいノートを買おう。
就活ノートに書くこと
- 就職活動のスケジュール管理
- 企業分析(業種・業界含む)
- 成功・失敗経験の蓄積
就活ノートに書くことは3つある。スケジュールを書けないノートならカレンダーをコピーして貼っておくだけで代用できるので、スケジュール管理以外の内容が書きやすいものを選ぶのがポイントだ。
就職活動のスケジュール管理
就職活動は複数の企業を併願で受ける。複数の企業を同時に受けていると、受けている企業の選考がどこまで進んでいるかを一目見てわかるようにしておきたい。就職活動はスケジュール管理をすることが重要で、何社も内定を獲得しても働く企業は1社になることを忘れないようにしたい。
就職活動を始める前には第一希望だった企業も選考に行ってみたら感じが違うこともある。もちろん、第一希望以外だった企業が第一希望になることもある。選考を進める中で、選考日が重なったときにどうするかなどもしっかりと整理しておこう。
企業分析(業種・業界含む)
働きたい業種や業界の企業分析をした資料を見ておこう。複数の企業にエントリーしていると、一社ずつの企業分析に時間をたっぷりとかけることができない。しかし、ライバルたちはしっかりと企業分析をしていると考えておくことは重要だ。採用する企業側も、同じ能力であれば併願で片手間で受けに来た人よりも自社のことをしっかりと企業分析してきた人を採用する。
企業分析をしておくメリットは、就職活動を成功させることだけではない。就職が決まったあとも、企業分析をしていた資料は役に立つ。企業分析をした内容を実際に働いて数年してから読み返したら、自分の成長に気づくこともできるだろう。
成功・失敗経験の蓄積
1社、2社と就職活動をしていると、エントリーシートや履歴書、面接などの成功・失敗経験が蓄積されてくる。就活ノートに就職活動の内容をメモをしておくことで次の就職活動に活かすことができる。面接で質問された内容なども面接後に就活ノートに書いておこう。
書くときのコツは、失敗体験ばかりをメモしないことだ。あなたがどれだけ優秀でも、すべての企業で内定をもらえるわけではない。面接でうまく答えられなかったのに通過した選考を振り返ることで自分の強みに気づくことができるので試してみよう。
就活ノートを作るデメリット
- 就職が決まったら不要になるのに時間がかかる
就活ノートを作るデメリットは時間がかかること。たくさんの企業を受ける就活生は忙しい。時間をかけずに効率よく就職活動をすすめたいのが本音だ。
でも、よく考えてみてほしい。就職できる企業は1社だ。入りたい企業の企業研究は時間をかけて調べておくことが重要だ。急がば回れと考え、しっかりと企業分析をして就活ノートに記録しておこう。間違っても、どこでもいいから就職したいなんて甘い考えでは内定をもらうことができないので注意しておこう。