新卒採用と中途採用の違い
新卒採用と中途採用の違いを確認しておきましょう。
新卒では採用する人でも、中途採用では採用を見送るケースがあります。
中途採用選考では、職務経歴書が重要な判断材料になります。
新卒採用と違い、転職の場合は社会人経験があります。
中途採用では、社会人として最低限のマナーなどは習得していることを前提にしています。
新卒採用は、入社後に配属が決まります。
中途採用は、人員補充として募集している場合が多いです。
そのため、将来的に配置転換の可能性はありますが、最初から配属が決まっています。
職務経歴書は盛りすぎないように注意
営業の場合、新規開拓実績を前面に押し出す職務経歴書を見ることがあります。
実際は、新規開拓ばかりすることが嫌になって、転職を決意している人が多いのが現実です。
そもそも、現職で成果が思うように出ていれば、転職を考えなかったはずです。
新規開拓しか経験していない場合、書かざるを得ないのも事実でしょう。
面接で質問をしたら、彼らは一生懸命新規開拓の実績をアピールします。
これでは、なんのために現職をやめ、転職を決意したのか忘れてしまっています。
せっかく転職できても、再び新規開拓チームなどに配属されることになるでしょう。
転職後は、自分で上げてしまったハードルで、いばらの道を進むことになります。
面接官は、職務経歴書や自己PRについて、ある程度盛っていることを想定しています。
それでも、採用されるために経歴を盛りすぎてしまうことはやめておきましょう。
学歴や資格は武器になる?
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では、そろそろ本題に入りましょう。
転職者が気にしている、学歴や資格はどれぐらい転職に有利に働くのでしょうか?
実際は、あまり語られることのない学歴と資格について紐解いていきましょう。
学歴
応募者が気になるのは、学歴が中途採用に影響するかでしょう。
確かに、中途採用でも学歴を確認します。
例えば、国立大学を含む名門校の場合は、判断材料の1つになります。
ブランド好きの面接官の場合は、有利に働くこともあります。
しかし、多くの面接官は、学歴を判断材料の1つにすぎないと考えています。
理由は、最終学歴はゴールではなく、社会人のスタートだからです。
たまに、名門校出身の応募者が、学歴のみを自己PRするケースがあります。
学歴が効果を発揮するのは、職務経歴書を含む他の内容が良かった場合のみです。
学歴が、その人のすべてか、その人の魅力の1つかを確認します。
応募者が学歴をゴールにしていた場合は、伸びていく可能性が低いため採用を見送ります。
逆に、学歴を通過点と考えている人の場合は、学歴が1つの評価ポイントになります。
学歴が高いのに転職活動がうまくいかない人は
学歴が高いのに、転職活動がうまくいかない人は考え方を少し変えてみましょう。
なんのためにその学歴が必要だったのか
「親に言われたから」「いい会社に入りたいから」では、目的がはっきりしません。
社会人としてどのように活かすために、高い教育レベルを求めたのかを考えてみましょう。
重要なのは、社会人になった後に、学歴の高さをうまく仕事に応用できたかです。
例えば、国立大学出身者でも、学歴以外にアピールポイントがない場合は要注意です。
中途採用では、学歴が仇となることがあります。
職務経歴書の内容を確認して、高い学歴の効果があったのかがポイントになります。
資格
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中途採用選考をしていると、資格をたくさん持っている応募者がいます。
意識が高い人なのでしょう。
もちろん、募集している職種に役に立つ資格の場合は評価します。
しかし、学歴と同じで、資格を取ることがゴールになっている人は要注意です。
目的を持たずに資格を取っている人は、資格を取った理由を面接で説明できません。
仕事に関係のない資格を並べている人は、一度応募書類の資格欄を見直してみましょう。
資格を取るのがゴールになっていると、資格を取ることで満足してしまいます。
資格がどのように仕事に活用できるか、を考えてみましょう。
資格は諸刃の剣です。
うまくPRできれば評価は上がりますが、逆の場合は採用を見送ることもあります。
例えば、デザインに関する資格とパソコンスキルの資格を保有していたとします。
資格を取った理由が明確であれば、努力をしていると評価をします。
デザイナーを目指していたが、事務職に応募した場合などは、その理由を明確にしましょう。
営業に応募したなら、デザインの資格を有利にするかは事前の準備次第です。
資格を、羅列することで満足するだけでは武器になりません。
資格を使うことで、転職後どう貢献できるかを考えてみましょう。
まとめ
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高い学歴や資格は、持っているだけでは仕事に活かすことはできません。
重要なのは、学歴や資格を仕事に活かすことができるかです。
しっかりと、仕事に活かす方法を考えてみましょう。
高い学歴や資格は、持っているだけでは過去の功績でしかありません。
転職は、過去の功績だけで採用可否を決めるものではありません。
面接では、あなたがこれからどのように成長していくのかを伝えることが重要です。
面接官があなたに興味を持ち、期待をすれば採用はほぼ確定です。
学歴や資格だけではなく、現職での経験を活かすことをアピールポイントにしましょう。