在宅勤務と言えばサボりが気になる人も多いだろう。会社側が在宅勤務で成果を上げる仕組みを作ることができるかは新しい働き方を定着させるかのポイントになる。今後は、在宅勤務が導入されている会社で働く人も在宅勤務が導入されていない会社で働く人も、時間を売る社員から成果を売る社員に変化することが重要だ。
在宅勤務はサボりが多いは嘘
結論から言えば、在宅勤務でサボりが増えるわけではない。在宅勤務でサボる人は、普段から仕事をサボっていた人だ。普段から仕事に熱心な人は、在宅勤務でも成果を上げるために奮闘している。
在宅勤務には信頼関係が必要
在宅勤務で成果を上げるためには、在宅勤務の人と職場にいる人との信頼関係が重要なポイントになる。例えば、FAXなどの紙をベースにした仕事は職場にいる人が対応することになる。逆に、在宅勤務の人は仕事に集中できるのでデータ整理などの集中力が必要な仕事は効率よく進めることができる。
在宅勤務と職場で働くことの違いを知ることで、業務をうまく分担できれば普段以上に成果を上げることができるのだ。上司が仕事の全体像を把握できていれば的確な指示が飛ぶこともあるが、チームワークを意識してお互いが成果を上げやすい状況を考えることを意識しよう。
在宅勤務はサボりを見える化する
在宅勤務はサボりを疑うよりもビジネスコミュニケーションの基本に忠実であることが重要だ。ビジネスコミュニケーションの基本は、報告・連絡・相談(ホウレンソウ)とフィードバックだ。一緒に職場で働くときと違って、ポイントを押さえて仕事の状況をお互い把握できるようにしておこう。
職場で一緒に働くときに阿吽の呼吸で行われていることも顔の見えない状態ではうまく伝わらないことがある。在宅勤務の人も職場にいる人もひとつひとつの仕事の完了報告をすることで顔が見えなくても安心して働くことができるだろう。在宅勤務の人と職場にいる人が仕事を円滑にすすめることができるポイントは用件を簡潔に伝えること。ビジネスコミュニケーションの基本に忠実であることを意識しよう。
在宅勤務でサボる人は職場でもサボっていた人
在宅勤務はサボりが増えるわけではなく、サボる社員が見える化するだけだと考えよう。普段から仕事をしている人は在宅勤務でも仕事をしているし、サボり癖のある人は在宅勤務でサボることを考えているだけなのだ。在宅勤務は能力差を明確にする。キャリアアップを狙う人は在宅勤務は成果を上げるチャンスと考えることが重要だ。
在宅勤務でサボる人は今後通用しなくなる
在宅勤務でサボりが多い間は、新しい働き方が定着していないと言える。在宅勤務導入をきっかけに、社員の評価が大きく変わることになる。年功序列が定着していた旧体制の職場も、在宅勤務を定着させるのであれば成果にコミットしていく流れを取らざるを得ないだろう。
在宅勤務は社員にも会社にもメリットがある
在宅勤務にはメリットがたくさんある。在宅勤務が導入されると社員は通勤時間を自分の時間に充てることができるようになる。会社側も、在宅勤務が定着すればオフィスをコンパクトにして固定費を抑えることも視野に入るだろう。
在宅勤務のデメリット
在宅勤務は、時間ではなく成果で評価をする仕組みに変わっていくことで、仕事ができる人とできない人の差が明確になること。職場で一緒に働いていたときは見えにくかった能力差が見える化するのだ。仕事ができる人にはメリットだが、仕事ができない人には在宅勤務はデメリットになるだろう。
在宅勤務サボりとは無縁の成功のコツをつかもう
最後に、在宅勤務を成功させるコツを書いておくので参考にしてみよう。
在宅勤務成功のコツ
- 職場にいる人との仕事分担を決めておく
- 業務の報告・連絡・相談・フィードバックは簡潔に
- 労働時間ではなく成果を上げることを目標にする