新卒で入社した会社から転職するまでの流れ
新卒で就職するときには、大手有名企業が圧倒的な人気です。
大手の名前で、就職を決める人もいるでしょう。
その後、数か月~何年か働いてみて、思っていた会社と違うと考えます。
転職は、学生時代に思い描いていた会社のイメージの崩壊から始まります。
例えば、こんな感じでしょうか?
新卒で入社した会社を辞める理由
- 社風が思っていたものと違った
- 給料、休みなどの待遇が違った
- 配属がやりたかった職種と違った
- 雑務ばかりで成長が実感できなかった
つまり、理想と現実のギャップが大きければ大きいほど離職率は高くなります。
期待が大きすぎたとも言えるかもしれません。
そして、挫折感から、中小企業に転職を検討します。
現実を見て転職先を探す
1:妥協で中小企業を選ぶ
- 「上場企業に入り給料はいいけど、かなり営業ノルマが厳しかった」
- 「上場企業では、とても自分では通用する気がしない」
- 「給料は安いけど、今より楽だろうし中小企業に行こう」
妥協で転職をするとうまくいきません。
「中小企業なら通用するだろう」
大企業で通用せずに逃げるように転職をした人が中小企業で成功するのは難しいでしょう。
なぜなら、中小企業でも優秀な人はいるからです。
大企業で何年か仕事をしたぐらいで追い抜けるほど甘くはありません。
中小企業を下に見る人は、努力をしなくても成功できると考えています。
どんな企業でも、努力をせずに成功するのは難しいと思ってください。
大企業で通用しなかった本当の理由を知ることが大切です。
心機一転、1社目の失敗から学ぶことができれば転職先では活躍できるでしょう。
2:存在感を出したいから中小企業を選ぶ
- 「いつまでも雑用みたいな仕事で昇進できる気がしない」
- 「年功序列で、いつになったら昇進できるのか不明」
- 「人数が多すぎて、自分の存在感を出していけない」
夢を持っている人にとって、急成長している会社は魅力的に映ります。
ベンチャー企業、スタートアップ企業だけでなく、中小企業は元気な会社も多いです。
急成長している会社と聞くと、どんなイメージでしょうか。
将来性のあるいい企業?
それとも、働きにくいブラック企業?
もちろん、人によっても受け取り方は違います。
急成長している会社には、いい部分も悪い部分もあります。
どんな会社でもそうですが、入ってから後悔しないようにしっかり対策をしましょう。
急成長している会社
急成長している会社と聞くとどのような印象を持つでしょうか。
急成長している会社は、2つのどちらかに当てはまることが多いと考えてください。
1:時代の流れに乗った歴史の浅い会社
IT業界だけでなく、自動化関連など時代に合ったスタートアップ企業は急成長しています。
会社の規模は小さい会社もあれば、立ち上げから上場を視野にいれている会社もあります。
経営陣が若い、立地条件がいい、福利厚生が整っているなど魅力を前面に押し出しています。
何より、カリスマ性に富んだ社長が自ら広告塔になりメディアに出ることもあります。
2:時代に合わせて変化することに挑戦する老舗の会社
時代の流れがはやくなり、古い業界の会社は生き残りをかけて奮闘しています。
いい意味でも悪い意味でも、今風ではない会社なので人が集まりにくいのも特徴です。
業界に特化した長く勤める社員と、異業種から転職した社員が混在しています。
一番の特徴は、年功序列の会社に若い管理職がいることでしょう。
会社を立地条件のいい場所に移転、あるいは改装していい人材を獲得しようと努力をしている会社もあります。
世間で名前は知れていないけど、業界では有名な会社も多く存在します。
健全な経営をしている隠れた優良企業もあります。
新卒採用では見つけにくく、転職活動をして初めて知る会社も多いでしょう。
急成長している会社は改革を好む会社
どちらのタイプの会社でも、共通しているのは改革をしていることでしょう。
業界や会社内の抱える現状を打破し、今の時代に生き残ろうとしている会社です。
新しい風を吹き込む若い管理職を積極的に起用しています。
急成長している会社の特徴を確認しておきましょう。
急成長している会社の特徴
- 成果主義の側面がある
- 経営陣に若い人がいる
- 攻めの姿勢が強い
- 社員がギラギラしている
- 辞めていく社員が多い
急成長している会社は、成果主義の一面があり年齢順に役職が与えられていません。
もちろん老舗の会社の場合、年功序列で昇進した管理職もいます。
変化の兆しがある会社は、少しずつ若い管理職を増やしているのが特徴です。
急成長している会社がいいのかどうかは、あなたに合っているかどうかになります。
年功序列の会社が向いている人もいれば、急成長している会社が向いている人もいます。
急成長している会社が向かない人
- 安定志向
- 年齢、社歴で給料を上がるのが理想
- 守りが得意
- 仕事より趣味や家庭が大事
- 競争するのが苦手
急成長している会社で通用する人
- 短期で成果を上げてキャリアアップしたい 独立含む
- 仕事はお金を手に入れる手段と割り切れる
- 競争することが好き
- 努力が苦にならない
- 自信がある
急成長している会社に転職する場合は、それなりの覚悟が必要です。
同業種の転職の場合は、特に注意が必要です。
年功序列の会社から、急成長中の会社に転職する場合、経験を活かせないこともあります。
現状打破を狙う若い管理職は、業界の常識を覆すほどの変化を求めます。
業界経験者より、異業種からの採用に積極的な会社でもあります。
あなたが本気で昇進を狙うのなら、急成長している会社を受けてみてもいいでしょう。
ポイントは、あなたが変化を求めるか、安定を求めるかです。
ただし、今の時代は、安定企業が必ずしも将来も安定しているとは言えません。
厳しくても充実して成果に見合う報酬を得たいかどうかを真剣に考えてみましょう。
もし、成功を求めるのであれば、可能性に挑戦できる急成長している会社を選んでみるのも1つです。
ただし、変化を求め、成果を出している上司は頭が切れる人も多いので、あなたが頑張れるかどうかです。
あなたがキャリアアップを狙うなら、ぜひ変化を求めている会社で挑戦してみましょう。