仕事をしていれば 名刺の肩書きや職歴に関係なく ミスは誰にでもある。
ミスをしたときには落ち込む前に対策を打つことを意識してみよう。ミスをしたときの対処の仕方で将来の成果は大きく変わってくる。仕事のミスはピンチであると同時に距離を縮めるチャンスでもある。
仕事は、ミスが起こったときにビジネスパーソンとしての力が試されると考えておこう。

アドバイザー
今回は、仕事でミスをしたときの対処の手順の話。クレーム対応が苦手な人は読んでおこう
仕事のミスへの対応はスピード勝負
仕事のミスは誰にでもある。仕事のミスが発覚したときはどれだけ早く対応できるかが勝負だ。クレームは、もっとも優先順位の高い仕事だと理解しよう。間違っても、自分の用事を優先してクレームへの対応を後回しにしてはいけない。仕事のミスへの対応は、あなたのビジネスパーソンとしての力を試されている。
さっそく、仕事のミスが発覚したときの対応方法を確認していこう。
仕事のミスが発覚したときの対策
- すぐに謝罪する
- すぐに現状を報告する
- 最善の対応をする
仕事のミスが発覚したときの3つの手順。私がおすすめしている考え方は、『ゆっくりは速く、早くは正確に』だ。仕事のミスが発覚したときには右往左往せずに状況を正確に把握すること。バタバタと慌ててミスにミスを重ねないように注意しよう。
すぐに謝罪する

仕事のミスが発覚したら、どれだけ早く謝罪ができるかが重要だ。
ミスを認めることで人は成長する。ミスを認めない人はミスを隠そうとする。ミスを隠す人は反省していないので同じミスを繰り返すことになる。お客様はあなたが誠意のある対応をしているかを見ている。あなたが言い訳ばかりしていたら、お客様はあなたやあなたの所属する会社との今後の取引を考えることになる。
もし、仕事のミスがあなたの原因ではなくお客様の原因であったとしても横柄な態度で接してはいけない。仕事のミスをしていないときは、仕事のミスを謝罪するのではなく、「お時間をとらせてしまい申し訳ございません」と相手への敬意を払うことを忘れないようにしておこう。
すぐに現状を報告する

仕事のミスが発覚したらすぐに上司に報告すること。
『いい報告は急がないが悪い報告は急ぐ』と覚えておこう。仕事のミスを報告しないまま、自分で勝手に処理をしてしまうことで問題が大きくなることもある。早い段階で対処すれば解決できるクレームも、時間が経過してしまってからでは対応が難しくなるのだ。
上司への報告は脚色せずに事実だけを簡潔に伝えること。自分の考えなどを報告にいれてしまうのではなく、事実を報告し考えられる対応を打ち合わせすることが大事だ。
最善の対応をする

仕事のミスは片手間で対処をしてはいけない。社内の仕事のミスでも社外の仕事のミスでも、ミスに対してはしっかりと対応すること。スピード感を持って最善を尽くすことで相手に誠意が伝わる。仕事のミスに対応するときは相手の期待を超える感動レベルの対応をする意識で対応しよう。
仕事のミスの対応でピンチがチャンスになる

仕事でミスをしたい人はいない。でも、どれだけ注意していてもミスが起こることはある。ミスが発覚したときは事実を受け入れてすぐに解決に向かう行動を起こすことが重要だ。
ミスをすれば怒られるし手間もかかるがチャンスでもある。仕事のミスに対してきちんと対応をすることであなたは信頼を獲得することができるのだ。仕事のミスが発覚したら、迷惑をかけた相手に感動を与えるぐらいの対応をすることでチャンスになると知っておいてほしい。
仕事のミスで感動を与える手順
- 初動がはやい
- 真剣に謝罪をしている
- 対応が予想を超えるレベル
仕事でミスをした相手は、あなたの対応を想像している。あなたが相手の想像を超える対応をすることで信頼を獲得するきっかけになる。

アドバイザー
ミスをしたときは体を引き気味(逃げ腰)で話をしないことも大事だよ。物理的な距離は心理的な距離にもなるので、意識して体を相手側に向けるだけで印象が変わることを覚えておこう