「マネジメント力をつけて、将来はマネジメントをしたい」
マネジメントは、管理職にならないとできないわけではありません。むしろ、管理職になる前からマネジメントを学んでいるから管理職になれると考えましょう。
マネジメント力を鍛える3つのステップ
- ステップ1:自己管理
- ステップ2:先輩・上司に上手く助けてもらう
- ステップ3:同僚・先輩・上司の強み弱みを知る
自己管理

マネジメント力のステップ1は自己管理です。
将来、組織を動かすマネジメントができるようになるために、まずは自己管理ができることを意識しましょう。
マネジメント力を鍛えるには、まずは自分を管理し、少しずつ周囲を巻き込んでいく力をつけることが理想です。一気にマネジメント力をつけようと焦らないことが近道です。
時間管理ができるようになれば成果を上げることができる
自己管理の中で、一番マネジメント力を鍛えることができるのが時間管理です。時間管理の基本はスケジュール管理になります。
まずは、1日のスケジュールを立てることから始めてみましょう。慣れてくれば1週間のスケジュール、1か月のスケジュール、1年のスケジュールを立てるようになるまで続けてみましょう。
先輩・上司に上手く助けてもらう

マネジメント力をつけるステップ2は、先輩や上司の巻き込みです。
ステップ1の自己管理ができるようになれば、ビジネスパーソンとして成果を上げることができるようになっていると思います。一人のビジネスパーソンとして成果を上げることができるようになれば、ステップ2の先輩や上司を巻き込むマネジメントを始めましょう。
先輩や上司を巻き込むことができれば、自分一人のときよりも仕事の成果を上げることができるようになります。
先輩や上司を巻き込むことで仕事の規模を大きくする
例えば、あなたが一人のときに100万円単位の仕事を受注することができるのであれば、500万円、1000万円の仕事を受注することができるようになります。
金額は業種、業界によっても変わりますが、今よりも大きな仕事ができるようになると思ってください。
マネジメント力をつけたい人は、いつまでも一匹狼で満足しないことが重要です。自己管理ができるようになったあなたは、あなたよりも個人スキルの高い先輩や上司を見つけ、高いスキルを借りることで次のレベルにステップアップすることを目指すように意識してみてください。
同僚・先輩・上司の強み弱みを知る

マネジメント力のステップ3は、同僚・先輩・上司の強み弱みを知ることです。ステップ3に移行するころには、後輩がいることもあります。後輩を含めた周囲の人の強み弱みを知ることを意識してみましょう。
周囲の人の強み弱みを知るポイント
周囲の人の強み弱みを知るポイントは、周囲の人のスケジュールを知ることから始まります。周囲の人のスケジュールの立て方を見れば、周囲の人の考えがわかるようになります。
例えば、スケジュールがぎっしり埋まっている先輩は、仕事ができるように見えるかもしれませんが、仕事に追われていませんか?スケジュールを埋めている人は、アポイントを取るのが苦手で相手に合わせすぎているのかもしれません。ただ、お客様の信頼が厚い強みがある営業マンとも言えるでしょう。
逆に、スケジュールに余裕を持たせすぎている上司はどうでしょうか?時間管理が少しできる人なら、お客様との商談に遅れるような段取りをすることはありません。でも、時間に余裕を持ちすぎている場合は、自分に自信がない人の可能性があります。ただし、イレギュラーの仕事が入ったときの対応が早いのでお客様の信頼を獲得している人とも言えるでしょう。
時間管理は、適度な時間配分をしていることが重要です。例えば、1週間で1日の予備日を設けている人は、イレギュラーに対応する適度なスケジュールの空きを用意しています。スケジュールをギチギチに埋めていては、イレギュラーに対応することができません。
自分の時間配分を適切にできる人は、仕事の優先順位を知っています。優先順位を知っているからこそ、重要度の高い仕事を優先的にスケジュールに組み込み、空いている場所に他の仕事を埋めていくことができるのです。
周囲の人の強み弱みを知ることは、あなた自身の強み弱みの再確認をすることでもあります。あなたの強みは、あなたのマネジメントをするときの基本になります。部下を束ねるときにあなたの強みを活かすことができれば成果も出やすくなるでしょう。
あなたの弱みを知ることができれば、周囲の人の力を借りるヒントを掴むことができます。個の強みをリンクさせ、チームとして成果を上げるような協力関係を築くことがマネジメント力なのです。
相手のスケジュール管理方法を知ることで相手の考えを知ることができると覚えておきましょう。
マネジメント力は管理職になる前につけておく

マネジメント力は、管理職以上には必須の能力です。自分で何でもできると思わなくなったときに、マネジメント力を発揮することができるようになります。
マネジメント力は、組織を動かし成果を上げる力です。管理職になれば、部下の能力を把握していて普通です。あなたの部下の強みを伸ばし、弱みを補うマネジメント力を発揮すれば、組織として成果を上げることができるようになります。
管理職になれば、勝手にマネジメントができるようになるわけではありません。ビジネスパーソンとして役職のない間からマネジメントを学んでおくことで、あなたのマネジメント力に期待して昇進するチャンスが巡ってくるのです。
あなたが、マネジメント力に興味をもったときがマネジメント力を学ぶときです。マネジメント力の重要さに気づいたら、すぐに自己管理から始めてみましょう。
管理職以上を目指す人は、管理職になる前にマネジメント力をつけておくことが将来のキャリアアップには重要だと考えましょう。